世界遺産を見に行くの巻
こんにちは。設計の林です。
先日、熊本県荒尾市にある世界遺産万田坑を見学に行ってきましたよ(=゚ω゚)ノ
荒尾市と、隣接する福岡県大牟田市にまたがって隆盛を極めた三池炭鉱。
その中心的存在が、明治の頃の技術の粋を集めて建造された日本最大規模の2つの竪坑を持つ「万田坑」でした。
1800年代の終わりから1900年代初めにかけて2つの竪坑が建造され、日本の産業振興を支えましたが、1951年に採炭が終了、1997年に万田坑は閉山となりました。
同じく世界遺産登録されている「軍艦島」として有名な長崎県端の方は残念ながら建物を補強しての保存を断念されているので、島の端から眺める位しか出来ませんが、こちらは中心施設を補強した上で割としっかり残されているので、ぐるっと一周見て回ったり、一部施設内の見学も可能になっています。
見学時もポンプ室等の補強工事の為、一部仮囲いをしてありました。
で、こちらが竪坑。雰囲気ありますねぇ( *´艸`)
こちらは巻揚機室。上の鉄骨部分が補強材ですね。
屋根も石綿スレートですが、恐らく当時は木小屋組み下地の瓦葺きだったのでしょうね。
至る所にレールも走っています。
手前は機械や道具の整備小屋に続いています。
引き上げた石炭も、敷地内のレールに沿って設置された選別場で分けられ、専用鉄道を経て大牟田市の三池港から国内外へ…。
一人当たり410円で、中々に見所のある場所でした。
施設の入り口及び内部に併せて3名程の案内人(かなり熱心に万田坑について語って頂ける)の方がいらっしゃいましたが、平日だからか、見学者もほぼほぼ居らず、皆さんの日当が賄えているのか心配になるレベルでした。(;’∀’)
帰りに入場券を買った万田坑ステーションでVR体験や模型などを見学して本日は終了~。
そういえば、万田坑は『映画るろうに剣心』の撮影にも使われていたらしく、ステーション内には、監督や俳優のサインやポスター、江口洋介が演じていた斎藤 一の衣装等も展示されていましたので、ファンの方にもお勧めです(^-^)
㎰:折角ここまで来たので、グリーンランド前で味千ラーメン食べて帰りました( *´艸`)
~終わり~