こんにちは設計の林です。

「注文住宅の計画で一番気を付けている事は何ですか?」

と、聞かれたら「バランスです」とお答えしています。

①建物の構造のバランス

 言わずもがな、これから何十年も生活の基盤にして頂く家族の生活のベースです。

 出来るだけ安全で安心な空間で生活して頂きたいと思います。

②広さや機能、使い勝手のバランス

 住まいを建てるというのは、家族総出の一大事業です。

 もちろん、喧嘩になったり、考えすぎは良くありませんが、

 出来る限り、家族全員が過ごしやすい様な計画が求められます。

 例えば、リビングや各室の広さや部屋数にしても、ただ漠然と”広て多い方が良い”と考えるよりも

 必要な場所に必要な広さのお部屋や収納を設けた方が、無理のない家づくりが出来ます。

③意匠(デザイン)のバランス

 実は、デザインも大事な機能の一つです。

 外観や内観の空間が視覚を通して、与える影響は想像以上にあります。

 色や素材の取り合わせだけでも大きな効果を発揮したりします。

 構造や価格・生活のしやすさを前提として、より良いデザインになる様、ご提案をさせて頂いております。

④ローン返済額と生活費のバランス

 家は一生モノだ!と思うと、あれこれ要望を詰め込みがちになったりしますが、

 本当に大事なのは家族の生活その物です。

 月々の返済額は余裕を持って、あまり無理をしない範囲内での計画をお勧め致します。

 それぞれの要望の優先順位や掛かる費用と生活に及ぼす効果についてよくよく考えて、

 割り切りや選別、先送りが必要になる場合もあります。

ホームサポートは『ローコストビルダー』だと良く言われますが、

個人的には『ハイコスパビルダー』だと思っています。

ご計画の際には極力無駄な物を省き、

家族の生活や安全に必要な物は、(押し付けにならない程度に)優先してご提案させて頂いております。

100組の家族がいれば、家も100通りのカタチや表情があると思います。

住まいをご計画される家族の皆様がより快適で安心・安全な生活を末永く続けられます様、

これからも、家づくりをされるご家族の皆様をサポートさせて頂きたいと思います。