この度の大雨・水害において、被害にあわれた全ての皆様にお見舞い申し上げます。

先日と一週前の日曜日、水害の後片付けのお手伝いに大町の親戚宅まで行ってまいりました。

場所は六角川の直ぐ側、…えぇ、見事に床上浸水しておりましたよ…orz

一昨年の水害の際は精々床下までだったんですけどね。

その家に住んでいたおじいちゃん、おばあちゃんは、今は別の場所で生活しております故、無事なのは何よりでしたが…

昔ながらの風情の残る農家住宅や納屋が見るも無残な姿に…(´Д⊂

周囲は田んぼと河川の堤防の向こうに山並みが見えるのみ。

こんなのどかな風景の自然も時には牙をむきます。

前回の水害は乗り越えた方でも、今回の水害が起こった事で大きな選択を迫られる方は少なくないかもしれません。

・今住んでいるこの場所に住み続けるか、

・今住んでいる土地を捨て、新しい土地に移住するか、

酷ですが、どちらにしても覚悟のいる話です。

家とは、近頃では便利で豊かな生活を過ごす為の空間だったり、暮らしそのものを楽しむ為の装置として考えられがちですが、本質的には家族の身体や家財を守る為に存在しています。

なので、日本各地でその土地に合った造りの家々が立ち並び、それが地域性や時代の一面を表現してたりします。

家づくりにも多様性が求められている時代ですが、時代に合わせて変えていくべき所と同時に、変わらず大事にするべき事も有ると思います。

家族と共に、何十年と多くの時間を過ごす拠点となる家です。

これから家づくりをされる皆様には、是非とも本当に必要な物は何か優先順位を付けたうえで、家づくりを考えていただきたいと思います。

 

以上、少しセンチメンタルな気分になっている設計、林でした。

     

ではまた(´ω`)