「オンリーワンの家づくり」で
押さえるべき2つのポイントって!?

  1. 耐震性を考えるうえで大切な、4つのポイントをご紹介!

前回は、住宅性能は耐震性、耐久性、気密・断熱性の3つが大事だとお伝えしました。
今回は、耐震性に絞ってご案内しますね♪

実は、以前から耐震性の重要性が決して高いわけではありませんでした。では、いつから性能を重視すべきだと考えられたかというと、1981年の宮城県沖地震以降と言われています。

そして、1995年の阪神淡路大震災、2011年の東日本大震災、2016年4月14日の熊本地震を経て、更に住宅性能を重視したいという人が増えています。

ちなみに、2011年の東日本大震災以降で、どれくらいの人が耐震性に対して意識が変化したかというと、60%弱の方が意識の変化をしています。

東日本大震災以降、
「家」に対する思いに変化はありましたか?
これから建てようとしている人

ポイント① 耐震基準とは

家づくりを計画する場合、自分の家だからといって、自由に建てられるわけではなく、守らなければならない基準が、建築基準法により定められています。
例えば建物の面積や高さ、仕様、用途など。そういった制限の中に、耐震性に関するものが含まれます。
「耐震基準」とは、建築基準法により定められた耐震性の内容を指していて、それを守ることで一定の耐震性が確保できます。
つまり、耐震性を維持するのは法律上でも重要であることが分かります。

ポイント② 耐震等級3が最高等級

家の耐震性を客観的に知ることができるのが耐震等級です。
耐震等級だけで地震に負けない家づくりができるわけではありませんが、耐震性をはかるための重要な視点でありますので、必ず住宅会社に確認をしてみてください。

ポイント③ 耐震性のポイントは地盤、基礎、構造

耐震性のポイントは、地盤と基礎と建物の構造とも言われています。まずは地盤調査をして、必要な対策を行ってから建築をすることが大切です。
更に、地盤の強度に合わせた基礎をつくることです。
そして、「建物は現行の耐震基準に沿って、壁量の確保やバランスのよい配置が大事」です。

ポイント④ 「制震」や「免震」を知る

「耐震等級〇の家」の話はよくあちこちで聞きますが、同時に知っておきたいのは、地震対策には他に「制震」と「免震」があるということ。おさらいも兼ねてそれぞれを簡単に説明すると…

● 耐震 … 建物をがっしり固めて地震の揺れに「耐える」
● 制震 … 特殊な装置で建物の揺れを「制御」し、揺れのダメージをいなす
● 免震 … 特殊な装置で建物の揺れを「免(まぬが)れる」ことで、揺れのダメージを建物に伝えない

耐震等級の高い家はたしかに強い地震に耐えることができますが、揺れのダメージは建物に蓄積していくため、複数回の揺れに耐えるのは難しいと言われています。

制震は、例えば、制震ダンパーという装置を建物に取り付けることで揺れのダメージを熱エネルギーに変換して建物に残るダメージを減らすことで複数回の地震でも建物の倒壊を抑えることができます。同等の耐震等級であれば制震ダンパーを加えることで更なる地震対策となります。

免震は、免震装置を導入することで揺れによるダメージを建物に伝えないようにできますが、コストがかかるので一般住宅向けではありません。

ホームサポートでは…

ホームサポートでは低コストでも有効な地震対策として一流メーカー住友ゴムの制震ダンパーを導入しています。
これによって、強い地震が来ても揺れのダメージを逃がし、震度7の地震に対して複数回耐えることができ住宅や財産を守ることができます。
ちなみに、制震ダンパーの副産物として、交通量が多い場所でのトラックの揺れによる細かい揺れのダメージからも家を守ることができちゃいます。

今回は耐久性についてお話をさせていただきましたが、ちょっと難しかったでしょうか。一度、住宅会社に相談してみることをおすすめします。

では、次回のテーマは耐久性についてお話しさせていただきます♪

家づくりで失敗しないために、しっかりと情報収集をしてくださいね♪ぜひ、ご一緒に家づくりの準備をしていきましょう!

まとめ

❶ 東日本大震災以降、耐震性を気にする人が増えています。
❷ 耐震性のポイントは耐震基準、耐震基準の改正の歴史、
 耐震等級、地盤、基礎、構造などがあげられます。

※掲載の情報は2020年7月現在の情報です。