電気代の上昇や環境への関心の高まりから、
住宅に太陽光発電を導入する家庭が増えています。
その一方で、最近よく聞くのが
「FITが終わるらしい」
「これからはFIPになる」
という話です。
今回は、太陽光発電を検討している方に向けて
FITとFIPの違い、そしてこれからの家づくりで考えるべきポイントを分かりやすく解説します。

FITとは、
**「固定価格買取制度」**のことです。
太陽光発電で作った電気のうち、
使わずに余った電気(余剰電力)を
国が決めた価格で一定期間買い取ってくれる制度です。
住宅用太陽光の場合は
10年間の固定価格買取
が基本となります。
この制度のおかげで、日本では
太陽光発電が急速に普及しました。

太陽光発電が広く普及したことで、
売電価格は年々下がってきています。
例えば住宅用太陽光では
| 年度 | 売電価格 |
|---|---|
| 約10年前 | 約40円/kWh |
| 数年前 | 約19円/kWh |
| 現在 | 約16円前後 |
以前は「売電で利益を出す」という考え方でしたが、
最近は
自分の家で使う電気をつくる
という考え方に変わってきています。

FITに代わる制度として始まっているのが
FIP(Feed-in Premium)制度です。
これは簡単に言うと、
市場価格にプレミアム(補助)を上乗せする制度
です。
FITとの違いを簡単にまとめると
| 制度 | 内容 |
|---|---|
| FIT | 固定価格で電気を買い取る |
| FIP | 市場価格+補助金 |
つまり、電気の市場価格によって
売電価格が変動する仕組みになります。
ただし現在、住宅用太陽光では
まだFIT制度が主流となっています。

売電価格が下がってきている現在、
太陽光発電の考え方は
売る → 使う
へと変わっています。
つまり
自分の家で発電した電気を自分で使う
という考え方です。
このメリットは大きく、
・電気代の削減
・エネルギー価格上昇への対策
・災害時の備え
といった安心につながります。

これから太陽光発電を考える場合、
次のポイントを意識することが大切です。
・片流れ屋根
・南向きの屋根面
など、発電効率を考えた設計が重要です。

断熱性能が高い住宅では
冷暖房のエネルギー消費を減らせます。
つまり
発電 × 省エネ
の組み合わせで、
光熱費をさらに抑えることができます。
電気代は今後も上昇する可能性があります。
そのため
「電気を買う家」ではなく
「電気をつくる家」
という考え方が、これからの住まいでは
より重要になってきます。

太陽光発電の制度は
FITからFIPへと変化しつつあります。
しかし、家づくりで大切なのは
制度だけではありません。
これからの住まいでは
✔ 太陽光発電
✔ 省エネ住宅
✔ 自家消費の考え方
この3つを組み合わせることが、
光熱費を抑えながら快適に暮らす家づくりにつながります。
太陽光発電を検討されている方は、
ぜひ将来のエネルギーの使い方も含めて
住まいづくりを考えてみてください。



